仕事がなくなるということ
子供が産まれるまで、興味がなかった結婚生活。
たまたま仕事絶頂期にお腹に来てくれた長男トシマスを産んでみたら可愛いのなんの。
この世にこんなに可愛いものがあるのか…と
これなら結婚もいいな、と思いました。
当時、書籍のイラスト描き、油絵制作、
あとタトゥーの彫師をしていました。
大学時代から自身で生計を立てるために選んだ分野、信用も出てきて順調に進んでいたので、子供を産んでからももちろん続けるつもりでいました。
暴力父ちゃんの片鱗は、実は一緒に暮らしはじめてすぐに出てたんですよね。
恋は盲目なのか
はたまた私が世間知らずだったからか
心に何かひっかかりながらも重大な問題とは思ってませんでした。
ある日、タトゥーを私自身に入れて家に戻り、「痛かった~」って言ったら
「ほんまに痛いってのはこういうやつや」って
机にあった箸を自分の手のひらに刺した旦那。
無理やり解釈するとしたら
「自分の嫁の体がインクだらけになるのも嫌なのにそれを我慢して嫁のしたいようにさせてるのに「痛い」などと言いやがって何のつもりや」でしょうか。